3rd 2012 1
ハッピーバースデーの歌声から始まったカイコの飼育も,もうすぐ2週間が経過しようとしています。カイコの誕生を喜び,突然動かなくなったカイコに涙し,本当にたくさんの事をカイコから学ぶことが出来ました。今では,「5mmの友達」と表現しても良いほど大の仲良しになっています。毎日毎日,新鮮な桑の葉をカイコのために校庭から取ってきてあげたり,カイコの飼育箱の掃除もかかさず毎日行なったり,子ども達自身が本当に一生懸命がんばっています。それもこれも,真の愛情が芽生えたからこそ出来ることだと思います。せっかく仲良くなったカイコですが,もうすぐ繭を作り始め,大切な「お友達」とのお別れも経験しなければならないようです。これから来る別れを思うとちょっぴり残念ですが,初めて見る繭の美しさに今からドキドキしているようです。
3年生の学級園では,ここ数年間育てることに失敗しているオクラの芽がついに発芽しました。小動物の被害から守るべく厳重に網で守り,毎週のように取り組んだ草むしりをがんばったかいがあったようです。まだ土の中にオクラの種を植えた頃は,本当に芽が出るか不安な様子の子ども達でしたが,ついに芽が出ないという長年のジンクスを打ち破った子ども達の今の表情は,とってもうれしいようで,目を輝かしながら「オクラの赤ちゃん」を眺めていました。待ちに待った学級園での発芽の夢を叶え,すでに頭の中では,たくさん実ったオクラを想像しているようで,美味しくオクラを頂くために学級園横ではクッキングの話し合いを全員で相談し始めていました。
社会科の学習の一環として,ニューヨーク育英学園周辺地図を自分たちで完成させました。学校の北側約2時間,南側約2時間の計約4時間歩きながら地域探検し,どこに何があるのか一生懸命まとめた世界に一つだけの地図です。そして,なんといってもこの地図のすごい所は,それぞれの細かなポイントがコメントで表示されている所です。例えば,「とってもきつい坂です!」とか「ここのお花はとてもいいかおりです」など,子ども達ならではの視点で書かれているおもしろいコメントが,地図の中にたくさん散りばめられていますので見ていてもとっても楽しくなります。「この地図を見ながらまた探検に出かけたいね」という子どもの声がたくさん聞こえた素敵な社会科活動でした。