２０１６年の最初の活動は，餅つきです。高学年が中心となって進めました。
今年１年の願いを込めて，全校でお餅をつきました。６年生は，会の進行とクイズを担当し，つきたてのお餅に５年生がきな粉，あんこ，醤油で味付けをしてお皿に盛っていきました。お餅をつくだけでなく，こねたり，手返しをしたりすることもみんなで分担して，お餅をつきあげました。下級生が「おいしい！」と喜ぶ様子を見て，とてもうれしそうな６年生でした。今年は，みんなに楽しんでもらおうと，オープニングに4人の６年生の男の子がお笑いに挑戦しました。音楽に合わせて楽しい歌とダンスを披露しました。下級生も大喜び。新春初笑いと，お餅で大盛り上がりの２０１６年の幕開けとなりました。

２月１１日。蒼太君の誕生日に，伝説は生まれた。３６０回という目標に向かって日々積み重ねてきた努力がついに実を結んだのだ。「できなかったら、練習するだけや！」「みんなが信じてないと，できるわけない！」毎日のように，本気の声が飛んだ。絢子さんは日本へ一時帰国中。「戻ってきた時に，良い報告をしよう！」そんな声も子ども達から出てきた。目指せ１万回として始めた練習も，１万５千回を越え，やれることは全てやり尽くして臨んだ本番だった。長縄大会では，１年生が歴代記録を更新。２年生も歴代タイ記録と，今日は何かが起こりそうだという，良い雰囲気で大会が進む。全校児童が見守る中，６年生が跳んだ。３６２回。「伝説を残すこと」を「蒼太君への最高の誕生日プレゼントにしよう」という，もう一つの目標も叶えることができた。

３月４日は，卒業式でした。６人の６年生がニューヨーク育英学園を旅立ちました。６人は，ニューヨーク育英学園を卒業し，日本人学校中学部，日本の中学校，現地校とそれぞれの学校へと進学していきます。行事では一人が何役も担当して，大変なことも多かったかと思いますが，皆が協力して見事にやり遂げてきました。６人の日々成長する姿に，たくましさを感じました。学校の誰からも信頼されるたのもしい６年生でした。
これからの進路先では，いろいろなことで悩み，苦しむことがあるかもしれません。そんな時には，学園での経験や友達，先生方を思い出し，自信を持って一つひとつのことを乗り越えていって欲しいと思います。
未来に向かって旅立つ６年生を，これからもずっとずっと応援しています。