2016-2 5th Grade Class
春に種籾から育ててきた稲が黄金色に実り、収穫のときを迎えました。一束ずつ刈り取った稲は天日干しにして、脱穀しました。そして、待ちに待った「5年生米」を試食する日。炊き立てのお米はなんとも言えない良い匂いがしました。今年は、みんなの希望で「5年生米」のコシヒカリとアメリカ産米を食べ比べすることにしました。一口食べると「美味しい~!」と声が上がり、大満足の様子。「5年生米」はアメリカ産米に比べるとモチモチした触感でした。半年かけて育てたお米は一人あたりお茶碗一杯分。夏の水遣りや草取りをしたり、鳥よけのネットをかけたりして、大切に育ててきたので美味しさも格別だったようです。米作りの体験を通して、農家の方の苦労と、収穫の喜びを感じることができました。
5年生は家庭科の授業の一環として、10月にパティシエの小坂先生を迎えてお菓子作りを体験しました。初めてのケーキ作りにわくわくしていましたが、実際に作り始めると、クリームや卵を混ぜるときのあまりの重さに悪戦苦闘していました。「お店でケーキを作っている人はこれを毎日やっているんだね」と、美味しいケーキ作りの裏側の苦労も感じたようです。
小坂先生が最初に見せてくださった工程や、牛乳を加えるときの温度、泡立てたクリームの硬さの注意を思い出しながら作った苺ロールケーキは、まるでお店で売っているような出来栄えでした。試食した子どもたちは「美味しい!家族にも食べてもらいたい。」と大喜びで持ち帰りました。普段なかなかできない体験とプロのレシピに大満足の五年生でした。
2学期の初めに4,5,6年生合同で自由研究発表会が行われました。5年生からは代表で2名が発表しました。「紙ブーメランを作ろう」の発表では、羽の重さや長さを変える事によって、どのように飛び方が変わるかを実際にブーメランを作って飛ばしながら説明しました。ブーメランが戻ってくる様子を見た観客からは「お~!」と驚きの声があがりました。続いて「兵糧丸を作った」の発表では、戦国時代の武士や忍者が戦のときの食料にしていた兵糧丸を作って食べてみた感想を発表しました。どちらの発表にも次々に質問が飛び出し、答えを聞くことで、観客はさらに興味が増したようでした。どれも観客の興味をかきたてる、高学年らしい、すばらしい発表でした。これからも、不思議に感じることや興味を持ったことについて、「調べる」「伝える」ことを大切にして欲しいと思います。