２学期に入ると、１年生は２年生と合同で、一泊二日のファームステイに出かけます。場所はニューヨーク州にあるハローファーム。１・２年生の子どもたちが縦割りのグループに分かれ、敷地内にある民家に分宿して農場生活の体験学習を行います。子どもたちは、ファームの方の出迎えを受けた後、｢とうもろこしの皮むき｣「広大なトウモロコシ畑でのコーンメイズ」「動物たちへのえさやり」などの様々なアクティビティに挑戦しました。ヘイライドに乗ってコーンメイズに向かう中、広い草原と澄み渡る青空の絶景を見た子どもたちからは、「空が広い。」「色々な動物があっちにもこっちにもいるのが見えるね。」などと歓声があがります。翌日にも、自分たちの朝食の前に、「鶏の卵集め」「牛の乳絞り」をしたりと盛りだくさん。普段の生活では考えることの少ない、命のつながりや尊さ、大切さを、しっかりと学んだ２日間となりました。

１１月に行われた学園祭では、１年生はテレビアニメや漫画でおなじみの「ドラえもん」の劇を発表しました。子どもたちが大好きなドラえもんが１年生にやってくるというオリジナルストリーです。演目が決定し大興奮の子ども達でしたが、長い台詞を覚えたり、舞台上で動きを合わせたりすることは予想以上に難しく、苦労していました。しかし、クラスみんなで助け合いながら、一生懸命練習に取り組んだことで、一人ひとりが気持ちをこめて役になりきり、自信に溢れた表情で舞台に立つことができるようになりました。本番では、心のこもった素晴らしい演技と元気の良い動きで会場を沸かせ、大きな拍手と共に、涙あり笑いありの素晴らしい劇を演じきることができました。

９月には、４月から学級園で育てていたジャガイモを収穫しました。植えたときには１年生の手のひらほどのサイズだった種芋から、ごろごろと大きな大量のジャガイモができ、子どもたちは大興奮。全員で協力して、スコップを使って１つ残らず収穫しました。その後、みんなでお祝いのパーティーをしたいという意見から、じゃがいもパーティーを開くことになりました。メニューはじゃがバターとフライドポテト。子どもたちは、じゃがいもについた土を綺麗に洗い流し、火が通りやすくなるよう細かくじゃがいもを切り、仕上げの調理は担任が行いました。クラス全員で収穫し調理した鍋いっぱいのジャガイモは、１年生で綺麗においしく完食しました。