２０１８年の最初の活動は，餅つきです。高学年が中心となって進めました。
　餅つき大会が始まると，今年１年の願いを込めて，全校でお餅をつきました。６年生は，会の進行とクイズを担当し，つきたてのお餅に４・５年生がきな粉，あんこ，醤油で味付けをしてお皿に盛っていきました。このもちつき大会をもって，５年生に児童会のバトンを引き継ぎます。６年生も仕事を終えてお餅をほおばりながら，昨年１月からの児童会の仕事のことを振り返り，今年のことを考えました。３月には，ニューヨーク育英学園を卒業し，４月からはいよいよ中学生です。これまでのリーダーとしての多くの経験を自信に変えて，３月の卒業を迎えます。

　卒業生がお世話になった先生方，保護者，下級生へ感謝の気持ちを込めて昼食をプレゼントする卒業レストランは，卒業を間近に控えた６年生たちの恒例の行事です。今年のメニューは「牛丼，フルーツサラダ，味噌汁」に決定し，６年生たちは張り切って準備を進めました。
　さすが６年生。会場準備や招待状の用意にも余念がなく，計画通りにレストランを開業させることができました。前日は食材のカットなどの仕込み。そして開店当日は７人で役割分担をしてくるくるとよく働き，約８０人分の料理を給仕しました。「おいしい。」といって食べてくださる先生方の姿に，またひとつ気持ちを卒業へと向けた６年生でした。

　３月２日は，卒業式でした。７人の６年生がニューヨーク育英学園を旅立ちました。７人は，ニューヨーク育英学園を卒業し，日本人学校中学部，現地校，日本の中学校とそれぞれの学校へと進学していきます。行事では一人が何役も担当して，大変なことも多かったかと思いますが，皆が協力して見事にやり遂げてきました。７人の日々成長する姿に，たくましさを感じました。学校の誰からも信頼されるたのもしい６年生でした。
　これからの進学先では，いろいろなことで悩み，苦しむことがあるかもしれません。そんな時には，学園での経験や友達，先生方を思い出し，自信を持って一つひとつのことを乗り越えていって欲しいと思います。
　未来に向かって旅立つ６年生を，これからもずっとずっと応援しています。