４月、ピカピカのランドセルを背負って、１８名の１年生が緊張した顔つきでＮＹ育英学園に入学しました。初めての授業では、先生と子ども達がそれぞれ自己紹介をします。初めての教室で、初めての発表でしたが、一人ひとり言葉を考えて頑張りました。そして、１年生には、これからの学校生活で使っていく、赤白帽子やお便りファイル、そして教科書が配られました。「たくさん文字が書いてある。」「ぼくはもう読めるよ。」と大興奮の子ども達。これから楽しい楽しい毎日が始まるのです。国語の時間には、姿勢や教科書の持ち方を確認しながら、大きな声で音読をしました。大きくて元気の良い子ども達の声が、教室に響いていました。

　毎年４月には、春の新入生歓迎遠足が行われます。温かなお日さまの下で、今年も学園の子どもたちは遠足へ出かけることができました。１年生は、満開の桜を見ながら、育英ペアの５・６年生のお兄さんお姉さんと公園の中を歩き、集会の行われる広場を目指します。広場では、上級生と一緒にゲームをしたり、歌をうたったり、プレゼントをもらったり、エッグハントをしたりと、とても楽しい時間を過ごしました。体を動かした後には、気持ちのよい春風の中でお弁当をいただきました。広場には黄色いタンポポや青々と茂った芝生など、たくさんの春が散らばっています。上級生との絆も深まり、嬉しいことがいっぱいの素晴らしい一日となりました。

　６月に、生活科の学習の一環として、学園の近所の公園、通称かいじゅう公園に出かけました。「道に飛び出さない」「遊ぶときは順番を守る」など、事前に授業で話し合った道路で注意しなければならないことをしっかりと守り、公園に向かいます。道路を渡るときには、日本の小学生のように手を挙げていました。公園では、ぶらんこや滑り台で遊んだり、草花や虫を探したりして、楽しい時間を過ごしました。遊ぶ順番を守ったり、安全に遊んだりと、公園の中でもきまりを守ることができました。公園から学園に戻ると、楽しかったことや見つけたものを文章にまとめました。国語で学習したひらがなの書き方や言葉の使い方を、生活科でもしっかりと生かすことができました。