１１月に行われた学園祭では、１年生はクリスマスの町が舞台の「ある夜の物語」の劇を発表しました。子どもたちが大好きなサンタクロースが色々な人々のところにやってくるお話です。「世界でただ一人しかプレゼントをもらうことができなかったら」という設定から、誰にどんなプレゼントを渡したいかをクラスで話し合い、劇の登場人物を子ども達で作りました。劇中では、会話の場面も多く、長い台詞を覚えたり、舞台上で動きを合わせたりすることは予想以上に難しく、苦労していました。しかし、クラスみんなで助け合いながら、一生懸命練習に取り組んだことで、一人ひとりが気持ちをこめて役になりきり、自信に溢れた表情で舞台に立つことができるようになりました。クラス一丸とな取り組んできた練習の成果が、本番では、子どもたちの演技にあらわれていました。

　２学期に入ると、１年生は２年生と合同で、一泊二日のファームステイに出かけます。場所はニューヨーク州にあるハローファーム。１・２年生の子どもたちが縦割りのグループに分かれ、敷地内にある民家に分宿して農場生活の体験学習を行います。子どもたちは、ファームの方の出迎えを受けた後、｢とうもろこしの皮むき｣「広大なトウモロコシ畑でのコーンメイズ」「動物たちへのえさやり」などの様々なアクティビティに挑戦しました。そして、今年は新しいアクティビティとして、「バターづくり」が加わりました。農場で牛から絞った牛乳を容器に入れて、一生懸命振ること２０分。丸く固まったバターを作ることができました。普段の生活では考えることの少ない、命のつながりや尊さ、食べ物の大切さを、しっかりと学んだ２日間となりました。

　１２月、体育では「リズム表現遊び」の学習が始まりました。様々な音に合わせて、体で生き物の動きを表現したり、リズムに合わせて体を動かしたりすることを楽しむ学習です。活動の中では、友達とペアになって動いたり、組体操やマット運動を取り入れたりもしていました。学習のまとめでは、２年生から６年生までの全児童を招待して、ダンス発表会を開くことになりました。見に来るお客さんが楽しめるようなダンスを作ろうと、それぞれのチームが力を合わせてダンスを作り上げました。ダンスだけではなく、自分たちの特技を入れてみたいという意見から、ボールや縄跳び、体操などを取り入れたダンスとなりました。発表会当日には、元気いっぱいのダンスを披露し、体育室に集まった大勢の観客から大きな拍手をもらうことができました。