１１月１７日は，６年生にとって小学校生活最後の学園祭でした。１０月に入り，今年の演目が決まった時には，劇とダンス，歌という３つの組み合わせに，みんな楽しみ半分，不安半分という気持ちでした。練習をしていく中で，一人ひとりの曲に合わせた動きや，みんなで動きを合わせること，お客さんを意識した話し方や目線等の難しさを感じることも多く，大変苦労していました。「できっこないをやらなくちゃ！」「がんばって最高の演技で１２０点を目指そう！」という目標をみんなが強く持っていたことが，６年生の「絆」を感じさせた素晴らしい演技につながったのではないでしょうか。
厳しい練習と，学園祭をやり遂げたことを自信として，これからも学習や生活に益々の活躍を期待しています。

　ニューヨーク育英学園では，児童会活動として，４年生以上の子供たちが３つの委員会に分かれて活動しています。図書委員会は，図書室の整備や，推薦図書の紹介など，読書に親しめるような活動を積極的に行っています。環境美化委員会は，みどりの日として，全校での学級園の整備活動や，ボールの空気入れなどの活動の他，オセロ大会などの企画を考えます。そして，児童会役員の所属する行事委員会は学校行事での活躍のほか，全校朝会での「○×クイズ」などを考えてきました。２０１８年度は，「行事委員会ニュース」として，校内の出来事やお知らせ，転校生にインタビューなどの内容の動画を制作し，お昼休みに流す活動を始めました。よりよい学校にするための子供たちの主体的な活動も盛んです。

　９月に，現在ニューヨークを拠点に日本とアメリカで活躍中のシンガーソングライターKa-Na（植村花菜）さんを講師にお迎えして，特別授業が行なわれました。透明感のある透き通った歌声と，ギターの演奏にみんな圧倒されていました。授業の中でKa-Naさんは，「いつまでも好奇心を持ち続けることの大切さ」や，「自分が好きなことをあきらめないで，ずっと信じてやっていけば夢は続いていく」など，ご自身の経験談や，歌を交えて分かりやすく話をされました。「どうしたら緊張せずに歌えますか。」という質問には，「以前，とても緊張して満足な演奏ができなかった悔しさから，絶対にこれからは緊張しないと心に誓い，以来，緊張しなくなった。」というエピソードを話されました。芸術の秋にふさわしい感動の特別授業となりました。