2019年1月8日、楽しい冬休みが終わり、今日は「書き初め大会」の日です。普段から教室で行っている書写の授業とは違い、書き初め大会では体育室に移動して、いつもより大きな半紙に文字を書きます。書道の道具が並べられた体育室はとても静かで、ピンと張り詰めた空気が漂っています。正座で座り、姿勢を正しくすると、先生とあいさつをします。子どもたちは先生のお話を聞き、お手本をじっと見つめます。そして、心を落ち着かせてから筆をとり、穂に墨を含ませます。一文字一文字を丁寧に、トメ、ハネ、ハライをしっかりと意識しながら文字を書き上げていきます。小筆を使って最後まで集中しながら取り組み出来上がった作品は、それぞれに味のある素晴らしい作品となりました。

ニューヨーク育英学園では、３学期にスケート教室が開催されます。子どもたちは、初心者級、初級、中級、上級のそれぞれのグループに別れて、練習を行います。小学部の担任の先生の指導に加え、ニュージャージー・アイスハウススケートリンクのアナ先生にスケートのコツや技を教えてもらいながら、一生懸命練習に取り組む子どもたちの表情は、真剣そのものです。転んでもあきらめずに練習を続けると、少しずつ上手に滑ることができるようになり、目標としている次の級が近づいてきます。全５回のスケート教室ですが、少ない練習回数の中で集中して取り組む子どもたちの成長は著しく、最終回の級別発表会では、驚くほどにそれぞれの滑りの技術が向上しているのがわかります。

　2月28日に、6年生を送る会が行われました。その会では、卒業を来週に控えた6年生へ、各学年から心を込めて準備した出し物が披露されました。3年生の演目は、クイズ劇「ミリオネア」でした。クイズの問題は、全て６年生にまつわるものです。３年生の子どもたちは、これまでにたくさんの楽しい思い出を一緒に作ってくれた6年生に喜んでもらうために、一生懸命練習してきました。そして、迎えた本番では、練習の成果を出すべく、子どもたちは大きな声で堂々と演技をしました。その結果、会場には見ている人達の笑い声が響き渡り、劇が終わると大きな拍手をもらうことができました。６年生にも「すごくおもしろかったです」といううれしい言葉をかけてもらい幸せな気分の子どもたちでした。