2019-1 3rd Grade Class
左の写真は、算数の問題演習の様子です。演習の時間は、早く解き終わってしまった児童が時間を持て余してしまうことが心配されます。しかしこの3年生のクラスでは、問題を解き終えた児童はすぐに席を立ち、周りの児童の答えを見て回ります。そして、自分と異なる解答を導いた児童を発見すると「どうやってこの答えにたどり着いたの。」とそこから議論が始まります。他にも、苦戦している児童にヒントを出したり、解き終わった者同士で答えや解法を比較したりしています。計算して正しい答えを求める力だけでなく、その過程を簡潔に説明する力や、他の人の考えに共感する力、誤りを指摘する力を伸ばすことも重視して授業を行っています。授業時間の40分間はクラス全員が頭をフル回転させ、学習に励んでいます。
新年度が始まってすぐに応援団の結団式が行われ、早速練習が始まりました。最初は上級生の気合いに圧倒されるだけで、どうしてよいか分からず、応援の声もなかなか揃いません。本当は今年こそ優勝したいという強い思いや、上級生の真剣な姿に憧れる気持ちを秘めています。でも、練習ではついおしゃべりをしたり、応援の動きを覚えていなかったり。頑張りたいという気持ちはあるものの、体力も精神力もまだまだ未熟な様子でした。
そんな中、6年生が休み時間には全員が練習に参加するように促したり、練習では大きな声で下級生を引っ張り、上手くできた時は「その調子。」と励ましてくれたりしました。おかげでどんどん自信がつき、本番では立派な姿を見せることができました。3年生のみなさんも、こんな素敵な上級生になってほしいと願っています。
2泊3日のデラウェア州への移動教室に行ってきました。天候に恵まれ、予定通りに執り行うことができました。Pickering Beachで子どもたちを出迎えたのは、浜辺に連なるたくさんのカブトガニ。その光景に驚き、なかなか近づけません。満潮が近づくにつれ、どんどんその数は増えていきます。どうする、子どもたち!意を決してカブトガニに近づき、様子を見ていると、だんだん愛着が湧いてきて、背中に触れてみたり、持ち上げてみたりするまでになりました。中には、ひっくり返ったカブトガニを戻してあげる子も出てきました。この日は、カブトガニの生態調査を行う方に来ていただき、カブトガニの体の部位を教えてもらったり、調査のためのタグ付け作業に参加させてもらったりしました。貴重な体験になりました。