毎年、学園祭では英語劇と日本語劇の２つに出演します。今年の日本語劇は、「かいじゅうたちのいるところ」でした。子どもたちは1ヶ月以上かけて、「すごい！優しい！元気！」を合言葉に、練習を重ねてきました。特に、「かいじゅうのバラード」の合唱は、日頃の4年生の元気のよさを存分に発揮しました。満員のお客さんを前に、堂々とした演技に、劇中では、お客さんの温かい声援や楽しい笑い声が会場に響き渡り、終わった瞬間には、拍手喝采が沸き起こりました。達成感に満ち溢れた4年生。学園祭が終わった後も、口々に「楽しかった。」「またやりたい。」「来年が楽しみ。」と、早くも次回の学園祭が待ちきれない様子でした。

　国立の博物館には、発明王エジソンが研究や発明に励んだ当時の様子が残されており、館内に入るとタイムスリップしたような雰囲気が感じらました。小学校を3ヶ月で退学して、家庭で元小学校教師であった母親に勉強を教わったエジソン。読書を大切にした教育方針は有名で、エジソンが実際に１２歳のときに読んでいた哲学や科学の本が大切に保管されていました。その生い立ちから丁寧に話されるパークレンジャーの説明に真剣な表情で耳を傾け、意欲的に質問をして学びを深めました。今から100年以上前に、世界中の材料を集め、研究を重ねたエジソンの情熱。さらに、館内には白熱電球や蓄音機、電信機、映写機など、エジソンによる数多くの発明品が展示されており、じっくり観察することができました。

　４年生では、国語科の授業でたくさんの短歌や俳句に親しんでいます。冬には百人一首にも挑戦します。また、学校全体としても、「短歌俳句の日」を年間に7回実施しています。これは、学校に講師の先生をお招きして、そのご指導の下、短歌や俳句により深く親しむことが目的です。９月には、裏庭で夏の終わりの短歌を詠みました。教室ではなく、裏庭に出て、景色を見ながら創る歌は、どれものびのびとした作品に仕上がり、講師の先生からもお褒めの言葉をいただきました。四季の移ろいに心を寄せて、それを短い言葉で表すという活動は、子どもたちの表現力を豊かにし、日本の伝統文化への理解を深めることから、今後も大切に学んでいきたいと考えています。