2019-3 3rd Grade Class
「笑点をやりたいです!」の一言から、3年生の出し物は「大喜利」となりました。テレビ番組で見たことはあるけれども、実際にやってみると謎かけはなかなか難しいもの。「6年生とかけまして、…えーと、優しいと解く。」「謎かけになっていないよ!」と、初めての謎かけでは担任を真っ青にさせました。それでも、お世話になった6年生のみなさんを楽しませたい一心で、家でも謎かけを考えたり、休み時間も小道具を作るのに当てたりして、こつこつと準備を進めてきました。そして迎えた当日、頑張って準備してきた甲斐あって、会場は爆笑に包まれました。6年生が大きな声で笑ってくれて、3年生からのユーモアあふれるはなむけは大成功を収めました。
長縄跳びはクラスの全員が力を出し合ってはじめて成功します。跳ぶのが得意な子も、苦手な子も、一回一回を重ねていくほかないのです。3年生は、それをよく心得ていました。得意な子は、回る縄の中に飛び込むタイミングを、背中を押して合図し、教えました。ダブルダッチを経験している児童はその経験を生かし、回し手となって縄を大きく回したり、スピードを調整したりして、みんなが跳べるように配慮しました。苦手な子もそれに応えるように、休み時間などを使って練習してきました。担任が回し手になるというこれまでの慣例すら物ともせず、目標を達成するためにあれこれ工夫を凝らす子どもたちが、大変頼もしく見えました。本番では、練習での最高回数を上回ることができたのでした。
冬の体育では、スケート教室が開催されます。初心者級・初級・中級・上級の各グループに別れて、子どもたちは練習に取り組みました。小学部の担任の先生のほか、元ロシア代表でプロフィギュアスケーターのアナ先生から指導を受け、うまく滑るコツや技を教えてもらいました。子どもたちはみんな、真剣な眼差しで練習に励みます。転んで痛い思いをすることもあるのですが、恐怖心を克服してもう一度、もう一度と挑戦する姿には、見ている者の胸に迫るものがあります。そうしてあきらめずに練習を続けると、少しずつ上手に滑ることができるようになり、目標としている次の級が近づいてきます。最終回の級別発表会では、それぞれが上達した滑りを披露することができました。