2021-2 4th Grade Class
9月12日(日)には、3・4年生移動教室でデラウエア州を訪れました。子どもたちをまず初めに迎えたのは、ニュージャージー州からデラウエア州へ渡るための大きなフェリーでした。スクールバスから下車してフェリーに上ると、そこにはどこまでも広がる海!海風やカモメに興奮しながらの1時間はあっという間でした。デラウエア州についてまず向かった先は州立公園。現地のコーディネーターのスミスさんと合流し、用意していただいた現地の食材を使用したバーベキューを楽しみました。その後は、近くにあった砂浜と海を堪能。海では見ることができなかったものの、ネイチャーセンターでは念願のカブトガニに触れて、観察をしました。同州にある鈴木ファームでは、ナスとネギの収穫体験が待っていました。「どれが大きいかな」「こっちが美味しそう」などと大興奮で収穫体験を行いました。他にもゴーヤの緑のトンネルや上向きにのびるオクラなど、驚きいっぱいの農場めぐりとなりました。例年の2泊3日を1日にぎゅっと詰め込んだ、自然環境と流通を学ぶ移動教室となりました。
10月の初旬、退園や編入が重なり、偶然にも猫と同じ人数になった4年生の子どもたちに、1冊の絵本「11ぴきのねこ」を紹介しました。今年度はマスク着用ということもあり、動きに重点を置いたミュージカルをしようと提案しました。ニューヨーク育英学園の学園祭ではおそらく初の、ミュージカルです。最初で最高の作品にしようと、子どもたちも大喜びで練習を開始しました。まずは歌のレコーデイングから。歌うことが得意な子どももいれば、少し苦手に感じている子どももいましたが、休み時間や音楽の時間に繰り返し練習し、仕上げることができました。歌を録り終えると、動きをつけた練習が始まりました。実際に声を出さずにタイミングを合わせるというのは、初めての経験で、昼食の時間などに何度も音源を聞いて、覚えようとがんばる姿がありました。そして、ミュージカルの中心となった動きの数々も、自然に動くことができるように、全てオリジナルで考えました。フィナーレのダンスの振り付けも、小道具のアイデアも、背景画も同様に、それぞれ話し合いを重ねながら決定していきました。練習の甲斐あって本番は大成功!前例のない演目を、0から作っていく、そんな楽しさを感じてもらえていたらと思います。
4年生では、各学期に2度ずつプログラミングの授業を実施しました。プログラミング用サイトのScratchを利用し、基本のコーディングを学習した後、子どもたちがそれぞれアイデアを考え作品作りに取り組みました。1本のストーリーになっている動画や、友達と競えるゲームなど、作品の種類は様々。使用するスプライト(キャラクター)や、背景、音楽などには、こだわりが絶えません。「自分の思い通りに動かしたい」という思いから、授業以外でも自分で本や他の作品からアイデアを調べ、単純な動きだけでなく変数を使用して滑らかにスプライトを動かしたり、乱数や時間と共に増える数字を使ってランダム性を出したりなど、高度なコーディングに挑戦する児童も出てきました。発表会では、それぞれが身につけ作り上げたコードの仕組みについて。そのこだわりや方法について説明し、学び合いました。