新入生歓迎遠足は，６年生になって初めての大きな行事です。しかし今年の６年生はなんと２人だけ！計画から準備，当日の進行までを、二人の６年生が一生懸命に担当をするのですが、準備をするにも進行するにしても、とにかく人手が足りません。それでも二人は短い期間の中で力を合わせてしっかり準備を整えることができました。遠足では、５・６年生と１年生がペアになって遠足会場のワリナンコパークを一緒に歩きました。入学間もない１年生には大変心強いお兄さんお姉さんです。おもしろいお面とオレンジの法被を身にまとって集会を盛り上げ、司会進行をしながらゲームを運営する６年生の姿は、とても立派でした。６年生のおかげで、新入生も転入生も、みんなが仲良く２０２３年度をスタートさせることができたようです。

　今年は、実に４年ぶりのサタデーと合同開催の大運動会となりました。学園のグラウンドの何倍も広いフィールドで行われる規模の大きさは、やはり圧巻です。先頭を引っ張る全日６年生の二人にも大きな期待とプレッシャーがのしかかります。その中でも応援合戦は，１ヶ月以上前からパフォーマンスの選曲から振り付け，練習計画など，赤組白組に分かれて準備してきました。練習では，振り付けの工夫や下級生をまとめることの難しさを感じ，悩むこともありました。運動会では，力強い応援団のエール，グラウンドいっぱいに動いたパフォーマンス，一生懸命にがんばる姿に誰もが感動しました。運動会を終えて，自信と責任感を持ち，一段と成長した６年生は，ニューヨーク育英学園の立派なリーダーです。

　５月には，５年生と６年生とでマサチューセッツ州ボストン，プリマス方面へ３泊４日の移動教室に行きました。スの中ではカラオケ大会やバスレク等で大いに盛り上がり，あっという間にプリマスに到着。ピルグリムやネイティブアメリカンといったアメリカ建国のルーツとなる場所を訪れ，当時の人々の暮らしや苦労などについて調べ、自分たちが暮らすアメリカがどのような歴史から始まった国なのか思いを馳せました。翌日にはボストンに訪れ、フリーダムトレイルを散策したほか、最新鋭のロボット研究を行っているボストンダイナミクスの見学も行わせて頂きました。三日目には日米の架け橋として活躍したジョン万次郎ゆかりの地，フェアヘブンも訪れ，当時通った学校や教会，住んでいた家を見学し，貴重な４日間となりました。