2023-2 1st Grade Class
2学期が始まって間もなくの8月31日と9月1日に一泊二日のファームステイに出掛けました。家族から離れてお泊りするのは初めてという1年生もおり、わくわく楽しみにする気持ちと、不安だったり心配だったりする気持ちの両方をもったまま当日を迎えました。
学園から外へ出て学習をするこの移動教室では、トウモロコシの皮むき、動物のえさやり、にわとりの卵拾い、牛の乳しぼり、ヘイライドやコーンメイズなどの活動をしました。ファームの方に教わりながら、生れて初めて行うファームの仕事やお楽しみを通じて、1年生は自然や動物に思い存分親しんでいました。また、2日分の着替え等が入った大きなバッグを運んだり、体や頭を洗ったり、荷物の管理や準備・片付けを行ったり、家では手伝ってもらうことも多い自分のことを全て自分でやる経験となりました。
11月の学園祭で、1年生はメジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手を演じました。2023年の活躍を、1回~9回のイニング毎に取り上げ、ダイジェストにして観客にお届けしました。大谷選手は二刀流なので、ピッチャーとバッターに分かれて演じました。また、実況中継を行う役、各イニングのダイジェスト内容を書いたパネルを観客に向けて表示する役も全員が交代で務めました。演技を大谷翔平選手に観てもらい、学園に来てもらいたい、という夢を抱いて頑張りました。
劇中、アメリカ国歌とTake me out to the ballgameの二曲を英語で、そして君が代を日本語で歌いました。君が代は、9回に、WBCで日本が優勝したシーンを再現した後に歌いました。アメリカの日本語学校で学ぶ育英学園の1年生は、英語にも日本語にも同じように興味をもち、とても自然に両言語に親しんでいます。
NJ州は緯度が高いので、11月には気温が氷点下になる日もあります。初雪はまだですが、この日の気温はマイナス3℃でした。衣服に覆われていない皮膚はヒリッ、キリッと張り詰めるような冷たさが感じられる日に、1年生は、生活科で作った「かざぐるま」を持って、グラウンドに出ました。「先生、回りません。」、「押しピンが取れてしまいました。」、「あ、回るようになったよ。」、「どうすれば回るか、わかったよ。」と、うまく風の抵抗を受けてかざぐるまを回せるようになった子が、他の子に羽の角度を変える工夫を教えたり、取れた押しピンを一緒に探したり、みんなで協力しながら、そして教えながら、全員のかざぐるまを回そうと取り組みました。そして、最後にはみんなで一列に並んで走り、全てのかざぐるまをぐるぐると回すことができました。