この記事は、機関誌「フレンドシップ」2014年春号の記事をもとに再編集したものです。学園のあゆみはHistory Project(学園沿革充実化プロジェクト)でご覧いただけます。
NJキャンパスの教室と、アルゼンチン・ブエノスアイレスの小学校が、スカイプでつながりました。5年生どうしが、節水や節電、ゴミ削減の取り組みを報告し合った「子どもTV国際会議」です。
Project : “ConnectED” through Kids’ ISO 14000 Programme between Buenos Aires and New York
2013年11月4日(月)、ニューヨーク育英学園NJキャンパスにおいて、全日制小学部5年生児童11名とアルゼンチン・ブエノスアイレス市立小学校5年生児童18名とが、スカイプを使った子どもテレビ環境国際会議を実施し、子ども達同士が活発な意見交換を行ないました。
はじめにブエノスアイレス市教育大臣の Esteban Bullrich 氏が挨拶に立ち、「今日は始まりであり、今後もこのような交流が続いていくことを期待する。」と、子ども達、教師達にエールを贈ってくれました。その後、ブエノスアイレス市・グリーンスクール課、国際交流課の代表者挨拶、交流相手校のブエノスアイレス公立小学校 Nº 20 D.E. 9º 小学校校長 Ms. Patricia Tejero の挨拶と続きました。
続いて、ニューヨーク育英学園の岡本徹学園長が、スペイン語でスピーチしました。「6年前、Kids’ ISO の設立者の一人である河邊先生が私達の学校へ来校され、どうそれを使うか教えて下さいました。残念ながらその河邊先生は2年前に亡くなられました。今日は北米と南米の子ども達がどの様に Kids’ ISO を学んでいるかを見せる為、先生の写真を持ってきました。きれいな空気で生きる為には地球の環境が一番大事です。この機会にその環境についての意見を交換しあいましょう。」ブエノスアイレス側から拍手喝采が起こりました。
会議は日本語、スペイン語をそれぞれ英語に訳すという形で行なわれ、双方から自らが取り組んだ、節水、節電、ゴミ削減やリサイクル活動について報告や意見交換が活発に行なわれました。
また、ブエノスアイレスの児童からは「将来何になりたいですか?」という質問があり、学園の子供達はこう答えていました。
ブエノスアイレスではサッカーは国民的スポーツですので、その答えを聞いて大いに盛り上がっている様子でした。
最後に、今回のブエノスアイレスでの Kids’ ISO のスポンサーである国際協力機構 JICA アルゼンチンの三須裕二氏より、「将来、機会があれば是非お互いを訪ねてほしい。そして、これをきっかけに友達になってください。」との言葉が贈られ、次の交流が楽しみだとの声が双方からあがりました。
学園の環境教育チーム “Midori Project Team”
2014年春号掲載時点の紹介です
学園の環境教育チーム “Midori Project Team” では、国際芸術技術機構(ArTech, Japan)が開発、推進しているキッズISO(Kids’ ISO 14000 Programme)を、2006年にアメリカで初めてカリキュラムに取り入れ、節電、節水、リサイクル、ごみの削減を実践しています。NJ州バーゲン郡、Bergen Utility Authority 主催の環境チャレンジグラントでもこれまでに何度もグラント受賞者に選ばれ、NY1テレビでもその様子が放送されました。2008年に開催された洞爺湖サミットの時には日本の児童との第一回TV国際会議を実施。子どもの視点から世界に向けて提言を行ないました。
NY育英学園では国際芸術技術機構からの依頼を受け、国際認定資格をもつ学園のインストラクターが、ここ数年、パリのユネスコ本部での国際研修会、ニューヨーク市立小学校での研修会、カナダ・トロント市教育委員会での研修会に講師として参加。2012年4月と2013年7月には、国際協力機構 JICA の国際協力事業の一環として行われているアルゼンチン・ブエノスアイレス市教育委員会が主催する公立学校教師への研修を、日本から渡亜した国際認定インストラクターと共に実施しました。
今年2014年は、2005年から始まった「国連持続可能な開発のための教育の10年」(United Nations Decade of Education for Sustainable Development:UNDESD)の最終年にあたるため、世界的なネットワークでの交流を計画中。今回のアルゼンチンとの交流はそのキックオフとなりました。
出典:機関誌「フレンドシップ」2014年春号 p.11(PDF)/写真は同号より/Esteban Bullrich 氏の当時の肩書きは Wikipedia・La Nación による