1st 2011 3
2月16日のなわとび大会に向けて、1年生は1月初めから練習を始めました。挑戦する種目は「長縄八の字跳び」。これはほとんどの子どもたちにとって初めての経験。初めての練習では一回も続きませんでした。しかし、やる気満々の1年生は休み時間にも率先して練習。何とか一人一回は跳べるようになってきた頃、上手に跳べない友達の背中を押してあげるようになりました。1月下旬には最高記録56回までいきました。本番まであと2週間、クラスの目標を80回と決めました。背中を押されないと跳べなかった子も、自力で跳べるようになってきました。そして、なわとび大会当日。前日までの最高記録は70回でした。気持ちを合わせて少し緊張しながら臨んだ本番。結果はなんと79回!目標まであとたった1回及びませんでしたが、今までの最高記録を出せた1年生は、とても満足そうに見えました。
1年生の国語の学習は、「だってだってのおばあさん」という物語で締めくられます。これは、「だって私は98歳だから」と言っていつも家にこもっているおばあさんが、一緒に住んでいる猫に、誕生日に5本のろうそくをもらったことをきっかけに魚釣りに行くことになるお話です。子どもたちはまず、この物語の挿絵を見て、どんな物語なのか想像しました。そして、実際にお話を読んでいきました。子どもたちは、このおばあさんの猫に対する気遣いと、猫の温かい励ましの言葉から、二人の関係がとても深いことに気づいていきました。そして、おばあさんを見習って、「だってだって」と言わずに、多くのことに挑戦すること、そして、失敗も成功に結びつくこともあることを学んだようです。
生活の授業で、お正月の遊びについて学習しました。「福笑い」「カルタ」「たこあげ」「はねつき」など、日本のお正月にする遊び体験しました。「たこあげ」は図工の授業と並行して行ないました。図工の授業で、たこに貼り付ける絵を描きました。年の初めにふさわしい、今年の干支の辰や、今年の目標を絵に描きました。竹ひごでほねをつけて、糸をつけました。最後に足をつけました。足は片方に3本ずつつけました。ニュージャージーの1月はとても寒いです。手袋をして、マフラーをして、ジャケットを着て、みんなで校庭に出て、たこあげをしました。雲ひとつない真っ青な空に、子どもたちの生き生きした絵が舞いました。「今年も健康で元気に過ごせますように。」