4th 2011 3
1月30日,市田先生による短歌の授業がありました。立春を目前にしたその日,午後は春のような陽気になりました。少し風があり,肌寒くもありましたが,中庭に出て,4年生達は「今の春」をテーマに短歌を詠むことに挑戦しました。
4年生国語の教科書では,季節の言葉を短歌や俳句から味わう「春立つ」という単元があります。冬から春にかけて季節が大きく変わるこの時期を詠んだ歌は,少なくありません。事前の授業で,4年生達は,春を心待ちにしていた昔の人々の気持ちも振り返りつつ,季節を表す古語表現にも触れていました。
4年生たちは,昨年みかけたふきのとうがどこだったかと探しながら,あるいは春を待つ木々や小動物の気持ちを思いながら,一人ひとりが短歌独特の表現も取り入れた作品に仕上げました。
理科「すがたをかえる水」の学習では,温度により水がどのように変わっていくのかを実験観察しました。まず,一定の時間ごと,水の温度変化を折れ線グラフに記録しました。そして,水の変化の様子も記録しました。
最初は加熱実験。温度計が急激に上昇し,水が沸きあがる様子に,「100度以上になって温度計がこわれたらどうしよう。」と心配な声があがりました。それでも沸騰後は,約百℃を横ばい。みんなほっとした様子でした。次は,温度を下げる実験。試験管に入った水を氷の中につけました。水は,0℃にいたると同時に確かに白く凍り始めました。4年生は,その様子を感嘆の声を上げながら確かめました。
事前に「水は,100℃で沸騰,0℃で凍り始める」という知識を持つ児童もいましたが,それを実体験の中で確認できた貴重な実験でした。
2月16日は縄跳び大会でした。長縄が苦手な児童もいましたが,全員の練習態度が大きく変化したきっかけは,5-6年生の練習見学でした。走り向けるように跳ぶ5-6年生達に,4年生は随分と刺激を受けました。
本番までの一週間は,1時間目前の数十分を5-6年生と合同で練習もしました。気持ちよく応援してくれる上級生の励ましが短期間での記録更新になりました。3分で100回だったのが,150回となり,最後には200回を目標にするほどでした。
緊張しながらも本番に臨んだ4年生の記録は,190回。残念ながらあと少し,というところで目標に及びませんでした。それでも全員が気持ちを合わせて記録を伸ばしていくことができました。来年は,より良い記録をという励みになり,上級生との貴重な交流の機会ともなった縄跳び大会でした。