4th 2014 1
学校のすぐ近くにある消防署へ「みんなの生活を守る」工夫を調べに見学へ言ってきました。普段なかなか見ることの出来ない巨大な道具の数々や,暗闇でも人間を見ることの出来る特別なレンズなど興味深い道具がたくさんあり,実際に体験もさせて頂くことが出来ました。特に,消防車の中に乗らせて頂いた時にはその車内の広さと,ボンベ類などの様々な装具が車内に備わっていることに驚きました。また,私たちの地域の消防署では,全員がボランティアとして地域を守る消防士になって活躍していることは,教科書で習った日本の消防士と大きく違い,とても熱い感動を覚えたようです。そして,高校生から参加できるジュニア・ファイアーファイタープログラムの充実など教科書では学べないたくさんの「地域を守る」工夫を知ることが出来ました。
今年の4年生の学級園では,子ども達がインゲンを育てるために大奮闘中です。夏の大収穫際を目指し,インゲンからたくさんの実を収穫するために,移動教室で出向いたスズキファームの鈴木さんからたくさんのアドバイスを頂いて実践しております。中でも大切にしている言葉は「空気も成長には大事」です。最初の頃は,毎日たくさん水をあげていたのですが,今では水のあげすぎに気を配り,土の中に空気が入り込むような工夫を少しずつ考え取り組んでいます。その甲斐あってか,以前まで元気のなかった小さな苗たちも息を吹き返したかのようにすくすくと大きくなり始めました。どうやらこのままたくさん手をかけてあげることでたくさんの実を付けてくれそうで,大収穫際が楽しみになってきました。
日本でもなかなか見かけることの出来ないカブトガニ。ここニュージャージー州の南部は数多くのカブトガニを見ることが出来,それらの生態について学び,触れられる貴重な場所となっています。子ども達の多くが自然のカブトガニに触れる機会が初めての今回は,驚きの連続でした。まず初めに大きな甲羅を背中に背負ったカブトガニがゆっくりと海に戻る姿は雄大で,自然の厳かな雰囲気を感じさせてくれたようです。そして,浜辺で力尽きそうになり,さかさまになって苦しんでいるカブトガニを全員が一生懸命海へ帰そうとしていました。そんなカブトガニ達はというと,「浦島太郎」を思いださせるかのように,大きな背中で「ありがとう」と言いながら、海の中へゆっくりと帰っていきました。