5th 2016 1
5、6年生は、5月24日から27日まで、マサチューセッツ州ボストン・プリマスへ移動教室に出かけました。初日は、ボストン大学へ、同学園卒業生のボストン大学に在籍する先輩を訪問しました。「好きなことを見つけ、それを追究することが夢を実現させる原動力になる」という先輩の言葉が強く心に響いたようです。その後、フリーダムトレイルを歩き、アメリカ独立の歴史に関わる場所を探索しました。二日目は、17世紀のピルグリムの生活を再現した「プリマスプランテーション」を見学しました。グループに分かれ、当時に扮した人々と熱心に話をするなかで、17世紀の生活について理解を深めていったようです。これまでの学習で得た知識と実際に見て、聞いて、感じたことが深く結びついた有意義な移動教室になりました。
毎学期恒例の幼児部と小学部の交流会で、5年生は年中組にお邪魔しました。まず初めに自己紹介した後は、「いただきますの歌」を歌って一緒にお弁当を食べました。「今日は何して遊んだの?」「お弁当のおかずで何が一番好き?」と、話しかける五年生。どのテーブルも楽しく会話がはずみました。さて、休み時間になると、大好きな絵本を抱えてやってくる小さな弟や妹たちに囲まれて、5年生は上手に読み聞かせをしました。休み時間が終わると、5年生が考えたゲーム「じゃんけん列車」をしました。みんなが分かって楽しめる遊びをしようと計画していましたが、予想以上に盛り上がりました。その後は、年中さんから、「一緒にダンスをしましょう。」との誘いに、5年生も「ミニモニじゃんけんぴょん」を踊りました。「楽しかった!」「また遊びに来てね~」と手を振る園児達に、嬉しそうに手を振り返す5年生でした。
5月9日、書道家の杉浦誠司氏による講演会が行われました。日本で活躍されている杉浦氏ですが、ニューヨークにいらっしゃったのを機会に、5・6年生を対象に「つかみとる力 生み出す力」をテーマにお話をしてくださいました。杉浦氏は「ひらがなで漢字をデザインする」自称『めっせー字』という作品を制作しています。自らの体験談から”夢”を持つことの素晴らしさや、いじめの体験談を話すことで、いじめをなくして子供たちを笑顔にしていきたいと語る杉浦氏の言葉に、子ども達は真剣な眼差しで聞き入っていました。また、講演後は「夢ありがとう」の大きな書き下ろしのデモンストレーションも披露していただきました。力強い筆遣いから生み出される、優しい文字に子ども達から感嘆の声が上がりました。杉浦氏との出会いが、自分自身の夢について考える良い機会になりました。