SUMIRE 2008 2
近所の公園,通称かいじゅう公園までお散歩に行きました。学園から坂道をゆっくりと下って公園に着くと,それぞれ好きな遊具に走っていったり,鬼ごっこを 始めたり,公園の植物の探検を始めたりしました。友だちと遊びのイメージを共有しながら一緒に遊ぶことが上手になってきたすみれ組さん。大人気のブランコ も自分たちで上手に順番を決め,待っている人がブランコを押すというルールを作って遊んでいました。たくさん遊んで園に帰る途中,個人宅のお庭に鶏がいる のを発見! 「ここがお家なのかな。」「暑くないのかなぁ。」と,想像をめぐらして会話も弾みました。他にも鮮やかに咲いている花に目を向けたり,車椅子 のスロープに興味を持ったりと周りの様子にもしっかりと気付きながら道中も楽しみました。
学園祭ですみれ組は『きたかぜとたいよう』を演じました。イソップ物語のままのお話では北風が負けたままでかわいそう,名誉挽回のチャンスを与えようとみ んなで話し合って劇そのものを作り上げていきました。途中で使う大道具や衣装も自分たちで作りました。教室いっぱいの大きさの紙に絵の具で色を付けていっ たり,クラスのロッカーを模した大道具に本物のおもちゃをスケッチしたものを貼ったり,また衣装のマントにきたかぜとたいようそれぞれのイメージに合う色 のリボンや布を貼っていきました。物を作る時の顔は真剣そのもの。職人になりきって作り上げていきました。学園祭当日ではちょっと緊張した表情をしていま したが,自分たちで作り上げたということがとても嬉しく,また一つ自信をつけたようです。
子どもたちが大好きな季節がやってきました。すみれ組にもクリスマスツリーが登場し,オーナメントを作りました。今回のテーマは「色々な素材を扱うこ と」。画用紙,折り紙,モール,紙コップ,シール,ビーズ,そして冬に心温まる温かい手触りのフエルトに毛糸を使って,リース,ミラーボール,サンタク ロース,トナカイ,そして小さいながらプレゼントもちゃんと入るようになっているブーツを作りました。はさみで切る,のりで貼る,穴にモールを通すなど細 かい作業も多くありましたが,クリスマスツリーをきれいにしたい,という一心でいつも以上の集中力で作り上げました。お昼寝の時間に消灯するとライトの光 りが際立ち,子どもたちからは歓声があります。うっとりしながらツリーを見つめる,ちょっぴり特別なお昼寝の時間を過ごしています。