2017-2 6th Grade Class
10月、ニューヨークにあるミャンマー総領事を訪問しました。訪問の目的は、本学園「育英バザー」で児童会が運営したコーナーでの売上金を寄付すること。政情不安を抱えるミャンマーの子ども達に向けて発案されました。総領事では、副総領事ハンウェイ・キン氏をはじめ、多くの職員が出迎えました。6年生の児童会長、石ヶ原ジュリアンさんが代表となり、寄付金を贈呈。子ども達からの「ミャンマーの子どもたちに贈ります。」という言葉に、キン氏からは感謝の言葉の他、感謝状、そして「ビルマの竪琴」の置物まで。思いがけない贈り物の数々に驚きをみせた子ども達でしたが、最後まで、高揚感と緊張感に満たされた様子でした。
11月、小学校生活最後の学園祭で『走れメロス』の劇に挑戦しました。この劇では、古代ギリシャの伝承をモチーフとした信頼と友情の物語を、子どもたちが歴史上の人物になりきって演じました。限られた時間の中で一生懸命演技を磨き、また上手くいかない時はできるまで熱心に練習をしてきた子どもたち。当日の朝はとても緊張していた様子でしたが、見ている人の心に響く、気持ちの込もった発表ができました。全校の代表として6年全員で務めた「終わりの言葉」では、これまでの6年間の感謝の気持ちを伝えることができました。子どもたちは学園祭を振り返り、「この学園祭を一生忘れません」「満足した気持ちでいっぱいだ」など、充実した気持ちでいっぱいです。
12月、ニューヨーク(マンハッタン)国際連合本部と国際連合日本政府代表部を見学しました。国際連合本部は、長崎から寄贈され、私たちに原爆の悲惨さを伝える浦上天主堂マリア像や、実際に会議が行なわれる「安全保障理事会」の会議場など、世界平和の大切さを伝えてくれる場所でした。6年生は、国語科や社会科の学習で世界の平和について学んできました。平和の大切さについて自分なりに考えてきたことや、世界中で平和のために行なわれている様々な活動を実際に見学できたことで、これまでの学習を更に深めることができました。これから国際的にも活躍するであろう子ども達にとって大変貴重な経験ができました。