2022-2 3rd Grade Class
理科の「昆虫の育ち方」の学習で、ヒメアカタテハという蝶の幼虫を学級に迎え入れました。児童たちは毎朝登校すると、真っ先に幼虫の様子を観察し、早く蛹にならないかと、楽しみにしていました。1週間ほど経ったころ、全ての蝶が蛹になり、今度は蝶の羽化を心待ちにして毎日を過ごしました。蝶が蛹になってから約10日が経つと、蝶は羽化し、立派なオレンジの羽を広げました。児童は、ケージの中で時々砂糖水を飲む蝶の様子を観察したり、飛びたそうにしている蝶に声を掛けたりと、蝶に愛着がわいているようでした。ずっと見ていたいという気持ちがありながらも、児童たちは蝶を裏庭に放つことに決めました。当日は、蝶を手放す寂しい気持ちと、元気いっぱい空を飛び回って欲しいという思いが入り混じった様子の児童でしたが、次々と空へ舞い上がる蝶を見て、満足気な表情を浮かべていました。
11月19日(土)に、NY育英学園学園祭を実施しました。10月後半から準備を始めた学園祭。劇の練習や背景版の制作、小道具作りなど、大忙しの日々でしたが、児童が一致団結し、当日を迎えることができました。人前に立つことが苦手と感じている児童が多い中での劇の練習でしたが、日を重ねるにつれ、大きい声が出るようになったり、セリフに動きがついてきたりと、全員が自分の殻を破っていく様子がありました。学園祭当日は、全員が協力し、一人ひとりが勇気を出して演技をすることができました。ステージに上がった時の緊張感は、いつまでたっても忘れられない感覚だと思います。学園祭への取り組みを通して、クラスの絆が強まり、児童も大きく成長しました。今後の3年生の活躍も楽しみです。
10月27日(木)と11月2日(水)に、1年生に向けた本の読み聞かせを行いました。この活動は、国語科の「はんで意見をまとめよう」の単元と繋がっています。授業で、「1年生に本の読み聞かせをするなら、どの本が良いか。」というテーマのもと、児童がグループで話し合い、たくさんの候補の中から、3冊の本を選びました。1組目は『おおきなプリンのうえで』、2組目は『いじわるないしょオバケ』、そして3組目は『にひきのこぐま』をそれぞれ読み聞かせました。終始緊張していた3年生でしたが、読み聞かせの後、1年生から「プリンやアイスが出てきたからお腹が空いてきた。」「おばけが出てきて面白かった!」「こぐまがお母さんの元に帰れて感動した!」など、3年生にとって嬉しい感想が上がり、ホッと安心した様子でした。